株式会社DEPOC様

株式会社DEPOC 安岡俊雅氏

ホームページ制作会社があえてブランディングの本を出版した深い理由

事業内容:医療機関専門のホームページ制作
出版の目的:ブランディング、売上増加

今回は2020年9月に弊社より「医療機関のブランディング~求人・集患の秘訣~」を出版していただいた株式会社DEPOC様(以下敬称略)の例を紹介します。株式会社DEPOCは医療機関を専門としたホームページ制作と学会運営を事業として展開されています。

今回は、ホームページ制作の仕事につなげていけるような本の出版に取り組んでいただきました。

ホームページ制作の会社が本を出版するとなるとどのような本を出版することが想定できるでしょうか?

おそらく「医療機関のホームページの作り方」といった、ホームページに特化した本を考えるのではないでしょうか?

でも、ホームページ制作の本を作ったとしても仕事の受託につながるかについてはしっかりと考える必要があります。今回、あえてブランディングの本を出版したのは、ホームページ制作の本を作っても意味がないと考えたためです。

2020/9/3出版

医療機関のブランディング ~求人・集患の秘訣~

安岡 俊雅 (著)

記事の目次

    誰を読者ターゲットにするのか

    ホームページ制作の仕事を依頼する場合、

    • どんなホームページを作るのか

    • どの会社に依頼するのか

    • どれだけの費用をかけるのか

    といった意思決定は誰がするでしょうか?

    中小企業であれば、経営者がするケースが多いでしょうし、医療機関であれば代表医師が決定することが多いと思います。そして、本を出版する場合にはこの最終意思決定者にアプローチをすることを考えるべきなのです。ここがまず大切な考え方です。

    もし、「医療機関のブランディング」ではなく、先に挙げた「医療機関のホームページの作り方」という本を出版したら誰が読むでしょうか?
    おそらく、その医院でのホームページの担当者等が読者ターゲットになってしまうはずです。

    これはよくある間違いなのですが、誰に届ける本のなのかを間違えると出版の効果を得ることは困難になってしまいます。

    例を挙げて説明します。

    主に女性を対象にしたロジカルシンキングの研修を実施している会社があったとして、本の出版で研修の仕事を増やしたいと考えたとします。

    ここで、女性を読者ターゲットにしたロジカルシンキングの本を出版したらどうなるでしょうか?
    研修を受けると想定される女性には読んでもらえるかもしれませんが、研修の導入を決定する人には読んでもらえない可能性が生まれてきます。(※必ずしも女性向けの本がNGというわけではありません。ターゲット設定の大切さを理解しもらうための例として紹介しております)

    でも、「積極的女性活用で業績を30%伸ばす方法」という本を出版するとどうでしょうか?経営者や研修を導入するか考える人事担当者が読んでくれる可能性がでてきますね。

    ボトルネック(障害)となっているのは何なのか

    読者ターゲットが決まれば、そのターゲットの何を変えたいのかを考えます。ここも大切です。

    企業出版において本の役割は、極論すれば何かを変えるという点につきるのではないでしょうか。
    今回の本「医療機関のブランディング」の場合は「ホームページへの意識」を変えることを目的としています。

    従来、

    「ホームページなんてそんなに変わらないでしょ」

    「安いホームページがあればいいんじゃない」

    「どこでホームページを作っても大体同じものができるでしょ」

    と考えた人が、

    「医療機関はブランディングが大切なんだ」

    「他の医療機関との違いを伝えることが集患や採用につながるんだ」

    「よそとの違いを伝えるためにホームページは大切だ」

    と考えてくれるようにすることを目的としたのです。

    ホームページなんてどこの会社で作っても同じという意思決定権者の考え方がボトルネックとなっていたかもしれませんが、本を一冊読んでくれることで「是非御社でお願いします」となれば、本を出版する意義がありますね。

    実際株式会社DEPOC代表取締役社長の安岡俊雅さんも
    「取引する前に読んでもらって弊社の考え方や事業についてより深く理解してもらえるのが何よりのメリットです。 実際本を読んでもらったら、ほぼ間違いなく受注に繋がっています。」

    とおっしゃってくれています。


    本を出版して「何か」を変えよう

    今回は、医療機関専門のホームページ制作会社である株式会社DEPOCの例を紹介しました。

    出版プロジェクトにおいて大切なことは、「誰」の「何」を変えるのかを真剣に考えて企画を考えることです。企画がしっかりしていないままに本作りが進んでしまうと、いつしか本を出版することが目的になってしまいます。

    もちろん、出版したという事実だけでもブランディングにつながって効果を発揮するとは思いますが、せっかく時間をかけて(出版プロジェクトは半年~1年ぐらいの期間がかかるケースが多いです)取り組むので、出版してよかったと思えるようなプロジェクトにしていただければ幸いです。


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