不動産相続アーキテクツ株式会社様

【営業・マーケティングツール】出版後の本の効率的な使い方

昨今、昔に比べて出版のハードルがどんどん下がっており、出版すること自体はそこまで珍しい話ではなくなってきました。

とはいえ、出版することと、出版後に本を仕事に活かせるかどうかは別の話です。

今回は、出版後に積極的に本を活用している不動産相続アーキテクツ株式会社の髙橋大樹さんにお話を伺いました。

仕事に活かす本を出版したいと考える方に参考にしていただければ幸いです。

2021/3/31出版

女性のための不動産相続の本〜実家・空家を相続したけど、どうすればいい!?

髙橋 大樹 (著)

記事の目次

    出版したこと、それ自体がブランディングにつながる

    髙橋さんは法政大学工学部建築学科を卒業後、建築現場での監督や不動産会社の営業などを経験しました。

    その後入社した会社で不動産に関する幅広い業務を経験し、不動産相続コンサルティングの会社を設立しています。

     

    不動産関係の会社に対して、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

    正直、あまりいいイメージを持っていない方も多いかもしれません。

     

    だからこそ、高橋さんは本を出版したと言います。

    「私が身を置いている業界はそのようなこと(あまりいいイメージがない)があるので、ただ本を出版したということだけで「なんかすごい人」という位置づけになったりします。

    内容はともあれ、本を書くだけの知識があるんだなという印象を与えることが出来るのは大きなメリットではないでしょうか。」

     

    まずは王道、名刺代わりに配る、配る、配る

    本を出版するだけでも価値のあることですが、それに加え、高橋さんは本をどんどん配って使っているようです。

    小冊子を配る人はいますが、高橋さんの場合は本、それも1,782円(税込み)で販売されているものです。
    裏表紙にも価格が明記されています。

    明らかに通常無料ではないものを配っているということで、もらった方も深く印象に残るのではないでしょうか?

     

    本を配って使うのはもちろん、名刺に本の表紙画像を掲載し出版しているということを相手に印象付けるのもブランディングにつながります。

     

    配るだけじゃない。同時に将来の見込み顧客リストを集める

    髙橋さんは配る以外にも、顧客情報を集めるために本を使うことにもチャレンジしています。

    例えば、下の画像を見てください。

    こちらは豊島区役所の窓口封筒に掲載した広告ですが、本をプレゼントしてしまうという広告になっています。

    ただで配っては儲からないと思うかもしれませんが、本を受け取るためには氏名や住所を登録する必要があり、こうして取得した見込み顧客リストによって継続的なアプローチが可能となるのです。


    髙橋さんは豊島区の窓口封筒以外にも、本をプレゼントするというランディングページを製作し、Web広告で運用するというアイディアも計画中でした。

     

    「せっかく出版したので、宣伝は自分で積極的に行っています。

    正直、今回出版したこの本で、売り上げを出そうということは全く考えていません。

    むしろ自分で買い取って、それをバラまいてもいいかなと考えて行動しています。

    私の本の出版の目的はとにかく見てもらうこと、そしてそれをきっかけにお客様の集客率をアップさせることです!」

    と高橋さんはおっしゃっています。

     

    たしかに、高橋さんの本に興味がある方=不動産の相続に関心がある方です。

    そういった方々の情報を集めるだけでなく、本も読んでもらえれば、高橋さんが不動産の相続について豊富なノウハウがあるということも理解してもらえるはずです。

     

    有料の本を無料(0円)、または送料程度の安い金額で販売することで

    • 見込み顧客リストの獲得

    • 見込み顧客に自社の強み等を分かってもらう

    上記2点が同時に実現できるわけですね。

    これは、どの業界でも活かせる賢いマーケティング手法と言えるのではないでしょうか。

     

    出版後を考えた本づくりがおすすめ

    今回は、出版後に本をどう使うかについてのヒントを紹介しました。

    ラーニングスでは仕事に活かす本をつくるお手伝いをしておりますが、どんな本をつくるのかよりも、出版後に本をどう使うのかを先に考えるよう指南させていただいております。

    せっかく作った本が出版後に
    「使い勝手が悪いな~」
    となってしまうのは避けたいものです。

    まずは、「本を使って何を実現したいのか」から考えてみてはいかがでしょうか。



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