HAコンサルティング株式会社様
なぜ、処女作がいきなりベストセラーになったのか
企業出版の場合、ベストセラーを狙うことはそこまで多くはありません。
というのも、企業出版はもともとマス向けではなく、特定のターゲットに向けて本を作るためです。
ただ、この特定のターゲットのニーズをAmazonを使って調べ、その調査に基づいて本を作ることによってベストセラーとなったケースがあります。
今回は、HAコンサルティング株式会社の西山真一COOの例を紹介します。
記事の目次
出版で会社のブランディング
HAコンサルティング株式会社は、マネジメント人材の評価・育成に特化した専門サービスを提供する会社で、コンサルティングや研修の受託を事業として行っています。
コンサルティングやセミナーなど、目に見えるものがない商品やサービスの場合、出版によるブランディングは非常に大きな効果を発揮します。
もちろん、HAコンサルティングでも起業当初から出版でのブランディングに取り組むことは決めていたようなのですが、忙しさもあり、なかなか取り組めていなかったという現状がありました。
そんな中、ラーニングスからのDMをきっかけに出版でのブランディングを決断してくださったとのことです。
Amazonを使った市場調査
出版プロジェクトをスタートするにあたり、西山COOが最初に取り組んだのは市場調査です。
これまで、どんな意見や質問をもらうことが多かったかについて社員からヒアリングをするなどしてまとめる一方で、Amazonで類書のレビューを調べていきます。
最近、ラーニングスでもプロジェクトをスタートする時に利用させていただくことが多いのですが、類書のAmazonのレビューはいい本づくりのためのヒントがたくさん書かれています。
「〇〇についてもう少し詳しく知りたかった」
「××という書き方がわかりやすかった」
「最も知りたかった△△についての内容が含まれていない」
など、読者のニーズが書かれていることも多く、とても参考になります。
このように説明すると、
「いや、私は◇◇という内容が書きたいんだ」
とおっしゃる経営者もいらっしゃいます。
もちろん、決してこれは間違いではありません。
ただ、読者のニーズに応える本を作りたい場合には読者ターゲットの方に直接話を聞いたり、Amazonのレビューを見るなどの市場調査が効果的と言えます。
初速が大切。出版後にやるべき販促活動
入念に市場調査をして出版したら後は待つだけ・・・ではありません。
西山COOはフェイスブック広告などのWeb広告を利用したり専門誌に広告を掲載するなどして、販促活動に力を入れていきます。
売れる本の場合、Amazonが宣伝してくれることもあり、その後は順調に売れていくのですが、西山COOも
「あらかじめ販促については考えておくべきです。費用も用意しておく必要がありますし、特に出版直後の初速が大切だと考えて販促を展開しました」
とおっしゃっています。
出版プロジェクトは、どうしても出版した時点をゴールと考えてしまいがちでそこでホッと一息ついてしまうことが多いのですが、少しでも売れる本にしたい場合は、特に出版直後の販促には力を入れなければいけないと肝に銘じておきましょう。
ラーニングスでお手伝いした本でベストセラーになった本のほとんどは、初速に勢いよく売れてくれた本だったという印象を持っています。
読者を考えた本づくりが大切
はじめて本を出版する場合には、どうしても書きたいことを優先してしまいがちですで、読者を置き去りにした自己満足本と呼ばれる本を出版してしまうケースが後を絶ちません。
出版プロジェクトの最初の段階ではまず、普段どんな質問をよく受けるのかを考えてみることが大切です。
その後は、類書のAmazonレビューを見るなどして、読者ニーズを探っていきましょう。
また、自己満足本と言われる本になってしまわないように、NOを言ってくれる人を身近に置くことをおすすめします。
ラーニングスの場合、あまりにも読者目線を無視した内容になっている際は担当アドバイザーからアドバイスをさせていただくなどして原稿執筆を進めてもらっていますが、それ以外にも身内に読んでもらって意見をもらうことなどをおすすめします。
身内以外の方だと、当たり障りのない意見しかもらえないことも多いので、正直に言ってくれる身内の意見を大切にしながら執筆を進めていきましょう。
読者目線の本ができたら、最後はターゲットとなる読者が使う媒体等に販促活動することで、ベストセラーを狙っていきましょう。
企業専門出版のラーニングスがあなたの経営課題を解決します
\お気軽にお問い合わせください/
\出版に関する資料はコチラから/