ひざくら学習塾様
【個別指導塾の出版】自分の半生ではなく、今の仕事の本を出版しよう
「あなたの半生を本にしてみませんか?」
「波乱万丈の人生だから本にして伝えましょう」
といった謳い文句で宣伝をしている自費出版会社は多くあります。
本を出版したいと考えている人はいるかもしれませんが、現役の働く世代からすると「自分にはまだ早い」と考える人が多いのではないでしょうか?
今回は自身の半生をまとめるのではなく、集客やブランディングのために本を出版した個別指導塾の塾長の事例を紹介します。
記事の目次
横浜市本牧で個別指導塾を経営する村田さん
横浜市本牧で「ひざくら学習塾」を経営する村田明日森さんは、主に小学生から高校生を対象に1対1または1対2のスタイルで指導しており、一人ひとりに合わせたきめ細かい教育が地域でも話題になっています。
そんな村田さんは、毎日ブログを書き続けるなど情報発信にも熱心に取り組んでいます。
これまでも、本の出版に興味はあったようです。
「これまでにもいくつか他の出版社からも声をかけてもらっていました。
また新聞広告でも「あなたの半生を本にしてみませんか」と謳った言葉を見てきましたが、せっかく本を出版するなら「私の人生はこうでした」というような内容の本ではなく、お子さんや保護者の方々に響くような、もっとビジネスライクな集客に繋がるような本づくりを目指したいと思っていました。」
と、今回初めての本の出版にチャレンジを決断してくれました。
村田明日森(むらたあすもり)
1966年学習塾を営む両親のもとに生まれる。早稲田大学を卒業後に学習塾での講師経験や高校での教職経験をもとに、自宅で学習塾を立ち上げる。横浜本牧で開業した「ひざくら学習塾」では、大手にはない一人ひとりに寄り添った教育を実践するとともに、地域の活動にも積極的に参加している。「社会全体で、子供を育てる」事を目標に掲げ、小学生、中学生、高校生に限らず、大人の生涯学習に日々取り組む。
コロナ禍で集客が低調になりつつ出版の準備を進める
ただ、経営のみならず自身も教える立場であるため、執筆に割ける時間も少なく執筆には苦労されたようです。
村田さんに話を聞くと、
「今まで毎日ブログを書いていましたが、それを2日に1回にして、本の執筆に時間を割きました。
またコロナの影響で生徒さんの数が減ってしまい残念でしたが、そのおかげで執筆作業にたくさん時間を費やすことができました」
と、コロナ禍で教室が思うように開けない時期に筆を進めていかれたようです。
対面の学習塾という業態を考えると、コロナ禍は本当に大変だったことが想像できますが、そんな時期こそ逆にチャンスと捉え執筆を進めたとのこと、本当に頭が下がります。
出版後の本の活用方法
本来、学習塾は4月が入塾者が増えるタイミングですが、その時期にコロナ禍が直撃しました。
その間に準備を進めて8月に出版、その後コロナが少し落ち着ていてきたタイミングでは、体験入塾の希望者に本を手渡すなどして活用しているようです。
実際、本を読んで入塾を決めてくれる方も多いとのことで、コロナ禍の準備が少しずつ成果につながってきているようです。
ずっと使えるからこそ意味がある
本を広告代わりとして出版したいですという相談をよく受けます。
確かに、本は集客やブランディングという広告効果が期待できます。
しかも本の場合、一般の広告ではなかなか得られない効果もあります。
それは、長く使えるという効果です。
極端な話ではありますが、読んでもらえなかったとしても「本を出版したことがある」というのは一つの実績として残り続けることになります。
広告だと費用をかけたそのタイミングのみしか効果がないケースが多く、すぐに損得の結果が得られますが、損になればそれは戻ってこないお金となってしまいます。
また、今回紹介した個別指導塾を経営する村田さんのケースのように、地域に根差した事業展開している人にとって口コミや紹介が集客のためにはとても大切になります。
「あそこの先生は本を出版しているんだよ」という口コミにつながるような本の出版、一度検討してみてはいかがでしょうか。
塾や資格、お稽古事など、人に何かを教える商売と本は非常に相性が良いと言えます。
必ずしも半生を記した本にする必要はありません。
どんな想いをもって事業をしているか、どんなノウハウがあるのかなどを1冊の本にまとめてみませんか?
出版不況の昨今、本の印税で儲けることは難しいものですが、一方で本業の売上げをアップさせることに関しては、出版はまだまだ効果があると言えます。
きっとお役に立てるご提案ができると思いますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければ嬉しいです。
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