企業出版でゴーストライターを使う3つの理由

企業出版で ゴーストライターを 使う理由

企業出版プロジェクトを進める際、出版企画やおおまかなスケジュールが決まった後は、出版企画に記載してある目次をベースにしながらライターに原稿を書いてもらうためのヒアリング取材に移ります。

「え?自分で書かないの?」
「ゴーストライターってこと?」

というツッコミをいただくことも少なくありませんが、実は企業出版ではライターを使うケースがほとんどです。

また、仮に自ら原稿を執筆したとしても、その後ライターがリライトをしたり、大幅に編集してから出版に進んでいくケースが非常に多いのです。

ラーニングスでも基本的にはヒアリング取材を実行してライターに原稿を書いてもらうことをおすすめしておりますが、今回はその理由3つを解説していきます。

記事の目次


    理由① クオリティの確保

    ゴーストライターというと聞こえが悪いかもしれませんが、伝えたいことを文章で分かりやすく伝えるためには文章作成のプロに依頼するのが効率的です。

    言ってみれば餅は餅屋という発想で、経営者や企業の担当者はノウハウや事例、経験についての情報を出すことに集中していただき、読みやすくわかりやすい文章を作るのはライターに集中して取り組んでもらうという形を取るのが最善の策と考えています。

    理由② 時間や労力の短縮

    企業出版だけに専門的に取り組む経営者は、まずいません。

    大抵の場合、本業でやらなければならない仕事が他にあり、同時並行で出版プロジェクトを進めていくことになります。

    1冊の本の原稿を作るとなると最低でも5~6万文字ぐらいは原稿を書く必要が出てきますが、原稿作成のために時間や労力を使うのはあまり得策ではありません。

    理由③ 目的ファースト

    企業出版は、売上アップを目的とするケースが多いです。

    でも、その企業出版に多大な労力がかかるとなったらどうなるでしょうか

    それこそ、経営者の時間を奪うことになり、結果として出版プロジェクトが進行している期間は売上減となってしまうなんていう、笑えない事態に陥りかねません。

    絶対にライターを使わなければいけないというわけではない

    ここまでにご紹介した

    1. クオリティの確保

    2. 時間や労力の短縮

    3. 目的ファースト

    という3つの理由から、企業出版では基本的にはライターの利用をおすすめしております。

    とはいえ、
    「一度自身で書いてみてダメそうだったらお願いする」
    と言ってプロジェクトをスタートして結局書ききってしまう経営者の方もいらっしゃいます。

    おすすめはしますが、絶対にライターを使わなければいけないというわけではないので、本業やかけられる時間等を考えて決めるとよいでしょう。

    なお、1冊の本を出版する場合は2~3時間ぐらいのヒアリング取材をまずは2~3回程度実施してライターに初稿(最初の原稿)を仕上げてもらうイメージになります。

    さいごに|追加取材で改善しながら原稿完成を目指そう

    先ほど、2~3時間ぐらいのヒアリング取材をまずは2~3回程度実施して初稿を仕上げてもらうとお伝えしましたが、この時点での完成度は7割ぐらいとなるケースが多いです。

    そして、初稿を読んでみると、伝え忘れていたり、伝え方が悪くて伝わっていないということも起こりえます。

    ただ、出版するまでは何度でも修正や加筆ができるのが出版のいいところです。

    足りない部分については追加取材を実施して再度ライターさんに原稿を書いてもらったり、また初稿で認識の違いなどがあれば修正をしていくことで目的を達成できる本づくりを目指しましょう。


    最後になりますが、ラーニングスでは、原稿執筆を文章作成のプロであるライターに依頼できる企業出版サービスをご提供しています。

    出版後の本の活用方法までを戦略的に考えた出版のお手伝いに力を入れさせていただいていますので、売上アップにつながる本を取り入れたいと考えた際は、ぜひお気軽にご相談ください。


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    梶田洋平

    出版社ラーニングス株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学卒業後、証券会社に入社し法人・リテールの営業活動に尽力。退社後、2017年7月にラーニングス株式会社を設立。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開する。これまで自身が著者として出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3,000冊以上。

    https://www.learnings.co.jp/
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