企業出版の意外なメリット|頭の整理につながり、社員も営業がしやすくなる

本づくりを通して 頭の整理ができる理由

以前のブログ記事で企業出版のメリットには、おもに以下のものがあるとご紹介しました。

  1. 長期的なブランディング効果

  2. マーケティング効果

  3. ボトルネックを解消しての売上増

  4. エンゲージメント強化

  5. 本づくりを通しての頭の整理

参考記事:企業出版で得られる効果まとめ

なかでも実際に企業出版プロジェクトを進めている経営者様から「こんな効果があったのか」と言ってもらえるのが、本づくりを通しての頭の整理ができるというメリットです。

今回は

  • なぜ本づくりが頭の整理につながるのか

  • 本づくりによる頭の整理がビジネスを加速させる理由

  • 経営者が本づくりを経験することは社員教育にも役立つ

という点について深掘りします。

記事の目次

    本づくりを通して頭の整理ができる理由

    本づくりの際には、読者ターゲットを徹底的に考えることが大切です。

    せっかく本を作るのだからと考えると、どうしてもあれもこれもと欲張りたくなってしまいますが、コンテンツをあまり盛り込みすぎると読者にとって読みにくい本になってしまいます。

    本を作る際には、無駄なことはできる限り排除して、伝えたいことをまっすぐ伝えられるように頭を捻る必要があるのです。

    こうして、伝えたいことが伝わるようにと頭を捻る過程が実は経営者に好評で、出版に取り組んだ多くの経営者に

    「一番勉強になったのは自分自身でした。」

    という言葉をいただきます。

    なぜいま、本づくりがビジネスに役立つのか

    経営者は本当に勉強熱心な方が多く、私自身、さまざまな異業種交流会などにお邪魔すると、本当に頭が下がるほど勉強されている経営者の方に出会います。

    本を読むのはもちろん、経営に関するセミナーに参加されたり、経営コンサルタントをつけて毎月コンサルティングを受けたり、また何十万円から時には100万円を超える経営勉強合宿に参加される経営者も珍しくありません。

    VUCAの時代といわれて、変化の移り変わりや大きさが激しい昨今、経営者として組織をまとめて会社を成長させていくのは本当に至難の業です。

    でも、勉強はインプットが多くなりがちで、自社や自社が所属する業界の勉強となると知っていて当然と考えてしまっておざなりになっているケースも少なくないでしょう。

    そこで提案したいのが、本づくりを通して、一度自社やサービス、自社業界についてアウトプットするというプロセスです。

    アウトプットすることによって、自社の何が強みになっているのか、あるいは業界としてどうなっているのかを考えることにもつながります。

    その結果、今後どんなサービス展開を考えていけばよいのかについても知恵が湧いてくるケースが少なくありません。

    経営者が本づくりを経験することで社員教育にも役立つ

    また、経営者が自社のノウハウをまとめたら、それを社員にも読んでもらうことをおすすめします。

    経営者からすれば当たり前のノウハウであっても、それを社員が営業の場で体系的に伝えることができるかというとそうとは限りません。

    やって見せ、
    言って聞かせてやらせてみて
    ほめてやらねば人は動かじ

    という山本五十六のあまりにも有名な言葉がありますが、

    「言って聞かせて」

    が下手だとそもそもその次に進みません。

    本を作るという過程を通ることで、より簡潔で伝わりやすく「言って聞かせて」が実現しますし、それに加えて「読んでもらって」が加わります。

    まとめ

    ここまで読んでいただき、出版は社外向きのブランディング・マーケティング効果以外にも役立つことがわかっていただけたと思います。

    経営者自身の頭の整理にも、また社員教育を考えても、また営業時に手渡すことを考えても本づくりはきっと有効に活用できるでしょう。

    ぜひ、本づくりでアウトプットをして、作った本は社員教育や営業ツールとしても活用していただきたいと思います。


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    梶田洋平

    出版社ラーニングス株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学卒業後、証券会社に入社し法人・リテールの営業活動に尽力。退社後、2017年7月にラーニングス株式会社を設立。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開する。これまで自身が著者として出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3,000冊以上。

    https://www.learnings.co.jp/
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