ラーニングスのビジョンブックには何を掲載したか
ラーニングスでは、企業の経営理念を社員に浸透させるための「ビジョンブックプロジェクト」というサービスを展開しております。
参考記事:企業のビジョンブックとは?メリットからつくり方・活用方法まで徹底解説
当然、サービスとして展開する前に自社で活用しているのですが、今回は
ラーニングスのビジョンブックにはどのようなコンテンツが含まれているのか
それぞれのコンテンツを掲載した理由について
上記の2点について紹介していきます。
ビジョンブックにご興味を持たれている方に、参考にしていただけると幸いです。
記事の目次
はじめに
”はじめに”では、「このビジョンブックが何のために存在しているのか」について解説しています。
会社を大きくしていくことを考えた際には経営理念の浸透が必要であることや、実際に売り上げや経常利益の大きな会社は経営理念を保有し、浸透させることに力を入れていることなどを紹介しています。
「WHYからはじめよ!(サイモン・シネック・著 栗木さつき・訳)日本経済新聞出版」という本がベストセラーとなったのも記憶に新しいですが、ビジョンブックがなぜつくられたのかを知ってもらうことは大切です。
ミッションについて
“ミッション”についてでは、ラーニングスのミッションを紹介しているだけではありません。
ミッションとはどんなものなのか
なぜミッションを定める必要があるのか
も併せて紹介しているのが特徴です。
コーポレートサイトではなかなかそのミッションとした理由について話すことはできませんが、ビジョンブックではミッションに込めた想いについても掲載することができます。
ミッションをただ暗記してもらうことも大切ですが、なぜこのミッションを掲げているかまで理解してもらうことによって、より主体性をもって働いてもらうことにつながっていきます。
ビジョンについて
“ビジョンついて”でもミッションと同じように、なぜそのビジョンを掲げているかについて解説しています。
経営者が考えていることを伝えることは大切ということはわかっていながらも、日々の業務中にはなかなかミッションやビジョンを伝える機会はないはずです。
時間の都合上、直接伝えることがなかなかできなかったり、社員が少しずつ増えていっているときにはミッションとビジョンについてゆっくりと話す機会はないはずです。
ビジョンブックに伝えたい想いをまとめておけば、理念の浸透を効率的に実現することができます。
バリュー&プリンシプルについて
ラーニングスでは、“バリュー&プリンシプル(行動指針)”として8つの項目にまとめています。
これは、言ってみれば社内の法律のようなもので、どのような考え方で仕事に取り組むべきなのかについてをまとめているものです。
ラーニングスは「ミッション」「ビジョン」「バリュー&プリンシプル」を経営理念の3本柱としていますが、会社によってこれは異なるでしょう。
呼び方もパーパスという会社もあれば、社是としているところもあると思います。
でも、こうした経営理念は額縁に入れて掲げているだけでは意味がありません。
経営理念が社員に浸透すれば、会社は大きく伸びていくという原則に従ってしっかりと社員への浸透を図っていくことが大切です。
創業前後ヒストリー
ラーニングスでは今後成長していくために、社員採用を続けていくことを予定しています。
ただ、創業から日が経つにつれて、会社がどのようにできてきたのかを知らない社員が増えていくことになるでしょう。
こうなると、先輩社員への敬意や現状あるものに対しての感謝の気持ちが薄れていってしまうことも考えられます。
創業した前後には苦労があり、そして社員が力を合わせて乗り越えてきたからこそ今の会社があるということを理解してもらうことは大切なことです。
ラーニングスの場合は、創業してからまだ日が浅いために創業前後のヒストリーのみを掲載しましたが、社歴10年、20年という歴史がある会社は、ぜひそこまでの会社の歴史についてをまとめてビジョンブックに掲載することをおすすめします。
ビジョンブックで創業からの歴史を知ることで、商談の際にも社員が会社の説明をするようになったりと、社内外で会社のことについてコミュニケーションをとりやすくなるというメリットがあります。
未来へ
ラーニングスのビジョンブックでは、将来やりたい事業などを掲載しました。
これはミッションやビジョンよりさらに具体的な取り組みたい事業内容を掲載することで、社員からも新規事業のアイディアが出るようになることを期待したためです。
ビジョンブックに書かれている未来の事業に少しずつ取り組みが始まると、自分も3年後、5年後にやりたい事業は何だろうと考えることになります。
特にベンチャーやスタートアップ企業であれば、未来にやりたい事業などの掲載をおすすめします。
1on1メモ
上司や部下との1on1、社員同士などの1on1など、1対1でコミュニケーションをとる機会を設けている会社が増えてきています。
でも、過去に何を話したのかなど、記録をとっていないケースも結構多いのではないでしょうか。
ラーニングスでは1on1を実施する意味や考え方、そして1on1で話したことをメモするページをビジョンブックに用意しました。
まとめ
上記が、ラーニングスがビジョンブックに掲載しているコンテンツです。
もちろん、これが正解というつもりは全くなく、会社によって掲載するコンテンツは変わっていくことでしょう。
会社によっては部署ごとの目指すべき方向性などをまとめて掲載するケースなどもあります。
ぜひ、あなたの会社に適したコンテンツを考えてみてください。
社員一人ひとりの足し算ではなく、組織として成果を上げていくためには情報の共有と得意分野を活かす組織戦略が欠かせません。
それを円滑に実現していくツールとしてビジョンブックを検討してみていただければ幸いです。
この度は最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
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