そうべえ国際特許事務所様
セミナー・研修・講座を補完する教材として本を出版した弁理士
本を出版する目的というのは人それぞれ違います。
特に多いのは
名刺代わり
採用活動のため
社員教育のため
●周年の記念として
といった使い方でしょうか。
今回は、セミナーや研修、講座を補完する教材として本を出版する場合について紹介します。
記事の目次
講座を受ける前の人のために
今回は、講座を補完する教材として出版した弁理士の鈴木壯兵衞さんの事例を紹介します。
煩雑な特許申請業務を請け負う弁理士の鈴木さんは、青森県から依頼を受けて県民を対象とした「特許チャレンジ講座」の講師を担当していました。
その名の通り、特許取得にチャレンジする方を対象とした講座なのですが、
そもそもなぜ特許が必要なのか
特許が経営にどう生かすことができるのか
ということを伝えることができないという不満があったそうです。
そこで今回は書籍として「なぜ特許を出願することが大切なのか」を歴史・経済の観点から紐解く内容の本を出版されたということです。
こうした目的を持った本を、受講前に読んでくれるとどうでしょうか?
疑問点が明確になったり、モチベーションが高い状態で受講してくれるというメリットが考えられます。
セミナーなどを受講する際、あらかじめ講師の本を読んでから受講した経験、多くの人があるのではないでしょうか?
講座だけではすべてを伝えきれない
講座に関連する書籍を出版するメリットは講座前だけに限りません。
補足的に本を使うことで、より深く理解してもらうことにもつながるのです。
多くの場合、講座は複数人を対象としています。
そうなると、参加者の理解度に差ができて、満足度も大きく変わってしまうことが想定されます。
本を補完的に使うことによって、この理解度の差を埋め、最終的に満足度を上げることにもつながります。
講座内だけでは伝えきれない内容も
「詳しくは、後ほど本で確認しておいてください」
と言っておけば、本を出版している講師なんだというブランディングにもつながり、また参加者の理解度アップにもつながって一石二鳥です。
講座の後にも残るという価値
講座を受講した、その瞬間は満足度が高くて内容を理解できていたとしても月日が経つごとに忘れていってしまうのが人間です。
それこそ、資料はかさばって保管しづらく、知らない間にどこかにいってしまったり捨てられてしまうことも少なくないでしょう。
でも、これが本だとどうでしょうか?
簡単には捨てられませんし、一般的には本棚に保管されることになります。
ウェブの資料等と違って本は物理的に手に取れるという点にも大きな意味があるといえるのではないでしょうか。
鈴木さんも
「講座をする度に資料を作って配布していたら、その講座を受けた方がその資料を失くしてしまえば終わりですが、本にすればずっと形として残るものなのでこれまで本を出版してよかったと思います。」
とおっしゃっています。
研修やセミナー、講座と本は相性が良い
研修やセミナー、講座と本は非常に相性が良いと考えられます。
そもそも講師が本を出版しているというだけで、ブランディング効果で講師料の単価のアップにもつながりやすいですし、例えば本をプレゼントするセミナーを主催すれば、通常のセミナー価格に2,000~3,000円追加してもよいでしょう。
本の価格が1,500円程度であることを考えれば単純に利益のアップにつながりますし、プレゼントした本を読んでもらえる可能性も高くなるので、参加者がファンになってくれてそれ以降のセミナーにも再度参加してくれるかもしれません。
セミナー会場の出入り口で本を販売しているケースもありますが、これも単純に本の売上を狙っているのではなく、参加者のファン化に有効な策と言えます。
古くから言われているように、やはり研修やセミナー、講座と本は非常に相性が良いというのは説得力のある話ではないでしょうか。
もし、セミナーや研修、講座で講師役を務めることがあるのであれば、一度本の出版について考えてみてはいかがでしょうか?
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