認知度が低いサービスの顕在顧客獲得|効果的な企業出版とは


弊社ラーニングスは企業出版専門の出版社ですが、出版企画を検討する際

  • ターゲットが潜在顧客か顕在顧客か

  • サービスの認知度が高いか低いか

の組み合わせで、どのような内容の本にすべきかを考えます。

ラーニングスでは、この

潜在/顕在顧客×認知度が高/低

の組み合わせを、A~Dカテゴリーに分類しています。

  • Aカテゴリー:顕在顧客×サービスの認知度高

  • Bカテゴリー:潜在顧客×サービスの認知度高

  • Cカテゴリー:顕在顧客×サービスの認知度低

  • Dカテゴリー:潜在顧客×サービスの認知度低

参考記事:顧客層とサービス認知度の掛け算で売上アップ企画を考えよう

今回は、顕在顧客×サービスの認知度低のCカテゴリーについて

  • どのような出版企画を考えるべきか

  • ラーニングスから出版したクライアントの出版事例

を具体的に解説していきます。

貴社が顕在顧客の獲得に悩んでいて、かつ貴社の認知度がまだ高くないという場合は参考になる内容になっていますので、ぜひご覧ください。

参考記事:【新規顧客開拓】まずは顕在顧客を狙った本をつくるべき理由

記事の目次



    顕在顧客×認知度が低い企業の出版で重視すべきこと

    顕在顧客×自社やサービスの認知度が低い(Cカテゴリー)の読者は、自社や提供するサービスの認知度が低い読者ターゲットを想定しているため、連絡先を知っている見込み顧客に配布して配るという使い方が難しいです。

    そのため、狙いとしている読者ターゲットの人に見つけてもらえるような出版企画を考える必要があります。


    例えば、インターネット検索の検索ボリューム(月に検索される回数)がある程度期待できるキーワードに関連する事業を営んでいる場合にはそのキーワードに関連する本の出版企画を考えるのがおすすめです。

    この際、検索ボリュームがあればあるほど良いというわけではありません。


    というのも、検索ボリュームが多いキーワードを狙うと、当然ライバルが多くなり結果として見つけにくくなるためです。

    もし、あなたの会社が特定のキーワードに関連した事業を営んでいる場合は、試しにAmazonで調べてみてください。

    この際、ライバルとなりそうな本がなければ、狙い目かもしれません。

    また、ライバルの本がない場合でもそもそも調べる人数が少なければ意味がありません。

    キーワードの検索ボリュームがどれぐらいあるのかについては、下記のサイトなどで調べる方法が色々あるので一度確認いただくとよいでしょう。

    http://www.aramakijake.jp/

    検索ボリュームがあるということは、そのキーワードについて調べたい人や悩んでいる人が多いということになり、そのキーワードについての情報を本という形で体系的にまとめることで、読んでみようと考えてくれる人が出てくる可能性が期待できます。

    例を挙げると、特定の病気についての本などは、悩んでいる人も多いですし調べる人も多いため、本として情報が一冊にまとまっていればニーズがあるでしょう。

    もちろん、ライバルの本があまり少なければなおよしです。

    また、特定の資格や試験に関する情報であったり、職種や職業名の本も調べる人が多いので、見つけて買ってくれる読者も期待することができるでしょう。

    実際、これまで私たちの会社で出版のお手伝いをした本のうち、売れ行きがよいのはCカテゴリーの本ばかりでした。



    顕在顧客×認知度が低い企業の出版の注意点

    もちろん、注意点もあります。

    それは

    • そもそも本が売れない可能性もある

    • 本が売れる=自社の売上アップにはつながらない

    という2点です。


    Cカテゴリーの本は読んでもらうことで、まず自社や自社サービスを知ってもらうということを実現するための本であり、すぐに売上アップにつながるわけではないのです。


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    顕在顧客×認知度が低い企業の出版企画例

    以下に、成長期の膝の痛みの原因となるオスグッド病についての出版企画を紹介させていただきます。



    このオスグッドの本は実在する本で、福岡で整体院を経営する髙松栄信さんに2018年に出版のお手伝いをさせていただきました。

    オスグッドは痛みを伴うケースもあり、成長期の子供にとっては非常に大きな悩みの一つともなりえます。



    この本は、そんな悩みを少しでも減らしたいというニーズに応えており、出版以降ロングセラーとなっています。

    この本の効果もあり、髙松さんが営む福岡の整体院にはオスグッドに関するお問い合わせが全国から届くようになっているとのことです。


    【企画例】

    ●仮タイトル

    本当はやばい!オスグッド病

    ●キャッチコピーやサブタイトル

    1日3分6つのストレッチでオスグッド病を改善

    ●メイン読者ターゲット

    オスグッドに悩む小学生~中学生

    ●サブターゲット

    オスグッドに悩む小学生や中学生を子に持つ親

    同業他社

    ●出版目的

    オスグッドの痛みに悩む成長期の子たちに、改善した事例があることを伝えたい。

    近場の人であれば来院してもらいたい。

    また、成長期の痛みの改善に自信を持っている整体院であると認識してもらいたい。

    ●内容

    オスグッドについての正しい知識を身に着けてもらい、改善事例を掲載する。

    読者が期待しているのは自宅で簡単にできるストレッチやエクササイズである可能性が高いので、そのコンテンツを掲載すると同時に、生活習慣を見直すことでオスグッド以外の痛みについても改善につながっていくことを伝える。

    ●出版後の使い方

    整体院の待合室に本を置いて、オスグッドをはじめとした成長痛全般の専門家であることをアピールして口コミ発生を狙う。

    本を出している著者であることをアピールしながらメルマガなどで情報発信。オンラインとオフライン施策の両方を実行してブランディングを実現していく。

    ●目次と内容例

    ・はじめに

    なぜこの本を書いたかについてと簡単な自己紹介を行う

    ・第1章 本当はやばいオスグッド病

    そもそもオスグッドはどんな病であるかについての知識をお伝えしていく。

    病院などでも診断だけされるケースもあるため、正しい知識と改善に向けた取り組みは効果的であるという認識を持ってもらう

    ・第2章 でもオスグッド病は改善します

    改善した事例があることを紹介する

    事例があることで、しっかりと改善に向けて最善を尽くす整体院であることを知ってもらう

    ・第3章 オスグッド病を改善させるための基礎知識

    改善させるためのノウハウを紹介する章

    ここで、ノウハウを惜しみなく出すことで、本を買ってくれた読者に貢献することができる

    ・第4章 オスグッド病を改善させる具体的な方法

    オスグッドを検索等で調べて本を買ってくれる人は、整体院に行くのではなく自分で解決したいと考えているケースが多いと想定されるため自宅でできるストレッチなどを紹介する

    ・第5章 間違いだらけの対処法

    誤った対処法を避けるためのノウハウを提供しつつ、場合によっては経営する整体院への来院を考えてもらえるようなコンテンツとする

    ●あとがき


    上記の企画のようにターゲットを明確にし、ターゲットに的確に刺さる内容にしていくことが重要です。

    参考事例:福岡らくらく整体院様 

    まとめ


    顕在顧客×認知度が低いCカテゴリーの企業が出版をする際は、読者に見つけてもらえるような本を目指すことが重要です。

    そのためには検索ボリュームを調べるなどして出版企画を考えましょう。


    ラーニングスでは、企業出版専門の出版社として蓄えてきたノウハウを活かし、貴社の課題を解決するための企画を一緒に考えさせていただきます。

    企業出版に少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。




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    梶田洋平

    出版社ラーニングス株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学卒業後、証券会社に入社し法人・リテールの営業活動に尽力。退社後、2017年7月にラーニングス株式会社を設立。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開する。これまで自身が著者として出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3,000冊以上。

    https://www.learnings.co.jp/
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