やっている企業が意外と少ない「出版」で差別化を図る

情報発信は企業が売上アップするために大切であり、誰に情報を伝えたいのかによって適切な媒体を準備するかを考える必要があります。

特に昨今は、オンラインに関する情報発信の施策に力を入れる企業が多く、実際それが身を結んでいるケースも数多くあります。

一方で、オンラインの施策はどこの企業もやっているという事態も発生しています。

確かに会社のコーポレイトサイトはどこも用意されているし、メルマガやSNSでの情報発信に取り組んでいる企業はたくさんあります。

情報発信することは大切ですが、ライバル企業と同じことをやっていては“選んでもらえる”企業になることは難しいでしょう。

そこで今回は、意外とやっている企業が少ないため差別化に効果を期待できる「本の出版」について解説します。

記事の目次

    情報発信の手段としての出版

    さて、企業が本を出版するというとどのようなものを想像するでしょか?

    大抵の人が創業10周年や20周年の記念の一環として取り組むものや、創業者が引退するときにその波乱万丈な半生を一冊の本にまとめるといったものをイメージするのではないでしょうか?

    確かにそうした本も世の中には多数存在しますし、あなたも手渡されたことがあるかもしれません。

    でも、ラーニングスがおすすめしたい本は上記のような社内や関係者向けの自己満足の本ではなく「情報発信の一つの手段としての本の出版」です。

    ここで、そもそも情報発信する目的を考えてみてください。

    企業が情報発信をする目的は

    • 採用活動

    • 新規取引顧客拡大(認知拡大やブランディングを含む)

    • 既存顧客のアフターフォロー(カスタマーサクセス)

    といったものが主となるはずです。

    そして、これらの目的を果たすための情報発信としてコーポレイトサイトやメルマガ、SNS等を活用してきたはずです。

    この情報発信を本で行いましょうというのが、ラーニングが提案したいところです。

    本でしか実現できないことは実は結構多い

    こういうとわざわざ本を出版する必要などなく、オンラインの施策で十分だと思う方もいるかもしれません。

    でも、本でしか実現できないことは実は結構多いのです。

    簡単に紹介するだけでも本の出版には以下のようなメリットがあります。

    伝えられる情報が多い

    信用度が高い

    順序よく体系的に理解してもらえる

    伝えられる情報が多い

    Youtubeなど、動画で情報発信をしている企業が増えてきています。

    確かに、セミナーなどを動画で撮影して配信すれば、当日のセミナーに参加できなかった人にも見てもらえますし、映像を使うことで分かりやすく伝えることができるかもしれません。

    でも、本に掲載できる情報量も決して少なくありません。

    むしろ他の媒体に比べてかなりの情報量を入れることができるのが本のメリットです。

    1冊の本にはセミナーにして6~8時間分ぐらいの情報量を入れることができます。

    これだけの時間のセミナーをYoutubeで視聴してくれる読者はなかなか多くはないはずですが、本1冊を読み切ってくれる人はそれよりも多いのではないでしょうか?

    もちろん、Youtubeと本の両方を利用して双方に送客することで相乗効果を図りながら視聴者、読者をファン化していくことも可能です。

    信用度が高い

    顔出ししてプロフィールを掲載することによって、オンライン上の情報も信頼度が上がってきているというのは間違いありません。

    でも、本の信頼度はそれを上回ると考えられています。

    本を出しているというのは一つの実績として長期間に渡って利用することができますし、その実績があるとオンラインの情報もより信頼をもって読んでもらえることにつながります。

    実際に、ラーニングスで本の出版のお手伝いをさせていただいた方からも、本を出版したことによって信用度がアップしてWebマーケティングの効果が大きく向上したという声もいただいております。

    オンラインの情報を読むときと本を読むときを比べると、本を読むときの方が学ぼうという姿勢が強いはずです。

    順序よく体系的に理解してもらえる

    これまでの人生で何かを学ぼうと考えた際には、書物を利用したことがある人が多いはずです。

    ここではあえて本ではなく書物という言葉を使わせていただきましたが、資格試験や高校、大学などの入学試験などで多くの人は参考書や教科書などの書物を利用してきたはずです。

    それは情報を順序良く体系的に理解するためには書物が優れているということを、なんとなく理解しているためです。

    オンラインの情報は飛ばしながらだったり、見たいところだけかいつまんで視聴する人が多いかもしれませんが、本は体系的に整理して情報を伝えることができるため、読者にもより理解してもらいやすくなります

    企業の持っているノウハウや経験を、一冊の本を通じて体系的にわかりやすく整理して情報を伝えることが出来たらどうでしょうか?

    きっとその企業への信用度が高まり、悩み事や解決したい課題があれば相談したいと考えるはずです。

    それも課題が深刻であればあるほど、相談したくなるはずで、そうした見込み顧客は成約率が高く優良顧客となる可能性が高いものです。

    出版によるその他の効果

    余談ですが、企業のノウハウや経験を一冊の本にまとめるという本をつくる過程は、著者である企業様にも非常にプラスになると好評です。

    仕事に関するノウハウや経験は、社内でしっかりと共有できているでしょうか?

    それが実現できて最終的に一冊の本にまとまれば、会社全体の士気が上がり、より業績にプラスの影響を与えらえるようになるはずです。

    おわりに

    情報を体系的に伝えられる本の出版には、オンラインにはないメリットがたくさんあります。

    社外からの信用力向上はもちろん、社員教育の一環としても利用できるでしょう。

    企業出版にご興味を持たれた方は、まずは一度ご相談いただけましたら幸いです。



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    梶田洋平

    出版社ラーニングス株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学卒業後、証券会社に入社し法人・リテールの営業活動に尽力。退社後、2017年7月にラーニングス株式会社を設立。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開する。これまで自身が著者として出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3,000冊以上。

    https://www.learnings.co.jp/
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