企業出版の成功事例8選|売上アップ·ブランディングなど得られた効果別に紹介
「企業出版を検討しているけれど、具体的な効果がどうなのか気になる...」
「ブランディングや売上アップに本当に貢献するのか不安...」
そんなお悩みを抱える経営者やマーケティング担当者に向けて、実際に成功した企業出版の事例を8つ厳選してご紹介します。
【この記事でわかること】
そもそも企業出版とは?自費出版との違い
企業出版が経営に与える効果
企業の成功事例8選
売上アップやブランディングなど、出版によって得られた具体的な効果に焦点を当てて、ラーニングスから出版した企業の成功事例を詳しく解説します。
記事の目次
企業出版とは?
「企業出版」とは、企業が経営課題を解決することを目的として、自社が持つ専門知識やビジネスのノウハウをまとめた書籍や資料を出版することです。
企業は出版した本を、情報発信やブランディング、マーケティング、社内外向けの教育・研修などに役立てることができます。
企業出版では多くの場合印税を目的とせず、本を資産として長く役立てることになりますので、「出版して終わり」とならないよう、自社の目的を叶えてくれる出版社を選ぶことが重要です。
企業出版サービスを提供する出版社は多数ありますが、企業が目的を持って出版する場合には企業出版専門の出版社が適しています。
企業出版専門の出版社は企業の目的に合った本を効率的に作成する体制を整えており、本の活用方法まで見据えた出版に関するノウハウを持っています。
参考記事:
企業出版と自費出版の違い
企業出版と自費出版の違いをまとめると、以下のようになります。
自費出版では著者が個人で出版費用を負担する必要がありますが、その代わり内容や装丁の自由度が高くなります。
ただし、企業や個人事業主がビジネスのための出版を考えた際は、流通や活用方法までしっかりと考えて出版すべきです。
企業出版で得られる効果
企業出版の目的は「企業の経営課題を解決すること」とお伝えしましたが、企業出版で得られる具体的な効果には以下のものがあります。
長期的なブランディング効果
マーケティング効果
売上アップ
人材教育・採用の強化
エンゲージメント強化
本づくりを通して頭の整理
以下でそれぞれ詳しく解説します。
長期的なブランディング効果
企業出版は自社のノウハウや専門性を発信することで、ブランドイメージの向上や競合との差別化に貢献します。
広告でもブランディングは実現できますが、本は一度出版すると長期的にブランディングツールとして使用することができるというメリットを持っています。
マーケティング効果
本は即効性があるマーケティングツールではありません。
とはいえ出版後しばらく経ってから、本を読んでくれた顧客から問い合わせをもらえることがあるのは出版ならではのメリットです。
また、本を読んでくれた顧客は自社の強みや専門知識などを深く理解してくれていますので、より自社に関心がある見込み客を集めることができます。
売上アップ
顧客が抱える疑問や問題を解決するコンテンツを載せた本を作ることで、購入に対する障壁を減らし売上の増加に繋がることが期待できます。
価格がネックなら、費用対効果の高いコンテンツを掲載することが重要です。
効果がイメージできない場合は、事例を載せて読者がイメージしやすい本を目指しましょう。
人材教育・採用の強化
企業出版で制作した本は、社内向けに企業の理念やビジョンを伝える手段としても活用することができます。
社員が企業のブランドに共感することで、ブランドイメージの向上や社内コミュニケーションの強化に寄与します。
また、就職活動中の人に本を読んでもらうことで、企業の魅力や文化をアピールしたり、理念を伝え入社後のミスマッチをなくすなど、採用活動でも役立てることができます。
エンゲージメント強化
本を通じて会社での取り組みや創業ストーリーを知ってもらうことで、社内外の読者の自社への関心や愛着を高め、エンゲージメントを強化することも可能です。
社内では自社への愛着や家族の理解をアップさせたり、離職率の低下が見込まれます。
社外ではファンの獲得や、相見積もりの選択などにおいて有利に働くでしょう。
本づくりを通して頭の整理
企業出版は、内容の整理や執筆を通じて、企業内部の知識の整理や新たな発見が得られる場合があります。
本の執筆プロセスを通じて、
顧客に支持される自社の強みは何なのか
企業として今後打ち出していくべきものは何か
などを客観的視点から見つめ直し新たな気づきを得られるというのも、企業出版のメリットの1つです。
参考記事:
企業出版の意外なメリット|頭の整理につながり、社員も営業がしやすくなる
企業出版の成功事例8選
ここから、ラーニングスで企業出版をして出版目的を果たすことに成功した8社の事例をご紹介します。
①売上アップに成功した事例
医療機関向けホームページ制作と学会運営を事業として展開する株式会社DEPOC様は、2020年9月に「医療機関のブランディング ~求人・集患の秘訣~」を出版しました。
ホームページ制作会社なら、ホームページ制作のノウハウ本を出版することが一般的と考える方が多いでしょう。
しかし、ノウハウ本を作って自社の目的である売上アップにつながるかについてはしっかりと考える必要があります。
そこでDEPOCでは自社サービスを利用する意思決定者(中小企業の代表や医療機関の代表医師)を読者ターゲットに定め、ブランディングに特化した本を出版しました。
このアプローチにより、DEPOCは自社サービスの意思決定者に対して訴求力のある本を提供することができました。
本を読んでもらうことで、医療機関の経営者や代表医師がDEPOCの考え方や事業を深く理解し、取引を行う際に自然な形で受注につながることができるようになったのです。
社長の安岡俊雅氏も
「取引する前に読んでもらって弊社の考え方や事業についてより深く理解してもらえるのが何よりのメリットです。 実際本を読んでもらったら、ほぼ間違いなく受注に繋がっています」
とおっしゃっており、出版によるブランディングの効果を感じているそうです。
事例:株式会社DEPOC様
②ブランディングに成功した事例
HAコンサルティング株式会社は、マネジメント人材の評価・育成専門のサービスを提供する企業であり、コンサルティングや研修を主な事業としています。
HAコンサルティングの出版の成功の鍵は、市場調査にありました。
社員へのヒアリングや類書のAmazonのレビューを参考にし、顧客が求めるコンテンツを徹底的に洗い出し企画に組み込むことで、読者に価値ある情報を提供することに成功しました。
また、HAコンサルティングの西山COOは「出版直後の初速が大切だ」と考え、発売直後はフェイスブック広告などのWeb広告や専門誌への広告掲載など販促活動に力を入れたことで結果的に出版した「インバスケット演習と面接演習の実践」はベストセラーに。
読者目線の本作りを意識したこと
出版後の宣伝方法を事前に考えておいたこと
でブランディング効果を実感できる出版になった事例です。
③競合との差別化に成功した事例
株式会社U-LABO様は海外トップ大学への進学・編入、入学後のサポートサービスを提供しています。
U-LABOでは、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)への進学・編入に特化した本を出版することで、他の海外留学サービスとの差別化に成功しました。
代表 小泉涼輔氏自身のUCLA留学・海外での就業経験をもとにしたノウハウや、学生の選択肢を広げる想いが詰まった一冊にすることで、ターゲットに刺さるコンテンツにすることができています。
「UCLAに留学したいと思ったら読む本」は、出版直後から書籍を読んだ読者の方からの問い合わせが多数あったそうです。
この事例から、企業出版ではターゲットを絞り込むことが成功の鍵であることがわかります。
事例:株式会社U-LABO様
➃本をコンテンツマーケティングに役立てた事例
弊社ラーニングスでも自社のノウハウを詰め込んだ本の出版により、アポ数・成約率・問い合わせ数の増加・単価アップに成功しています。
ラーニングスがご提案している出版後の本の使い方の一つに「本のコンテンツマーケティングへの活用」があります。
本に載せる内容は著者はもちろん、編集者、校正担当など多くの人によりチェックを受けた質の高いコンテンツです。
通常のブログ記事やメルマガなどで、ここまで質のコンテンツを用意するのは難しいでしょう。
ラーニングスでも過去に出版した本の内容を
ブログ
メルマガ
ホワイトペーパー
フェイスブック広告やリスティング広告の運用
ウェビナー
といったリードナーチャリングに活かし、資産として長く活用しています。
2023年6月にも新たな本『1冊の本で売上をアップする! BtoB事業者のための企業出版戦略とケーススタディー』を出版し、ラーニングスが貯めてきた売上アップのための本づくりのノウハウを一冊にまとめました。
人材の悩みは企業が抱える経営課題のなかでも、常に上位にあがります。
そんな人材の課題改善にも、出版は効果を期待できます。
ガソリンスタンドや板金事業、介護事業など幅広く事業を展開する京南オートサービス様の場合、事業があまり人気がある業態と言えないこともあり、採用や社員教育などに苦労していました。
代表の田澤孝雄氏は、入社希望者が増えるようにとYoutubeやブログなどオンラインでの情報発信に積極的に取り組まれています。
田澤氏はオンラインでの情報発信だけではなく、自分自身の伝えたい想いを本にもまとめました。
本でまとめられる文章量はセミナーに換算すると約10時間分になると言われており、本はブログやメルマガ、YouTube等に比べても体系的に知識を伝えることに長けています。
採用では求職者に自社の本を読んでもらうことで経営者の想いやビジョンを伝え、ミスマッチを防ぐことが可能です。
また自社のビジョンや理念、ミッションをまとめた本「ビジョンブック」を作ることで、企業理念を浸透させたり、従業員の行動指針を統一させることもできます。
企画段階で本に含めるコンテンツを社員の意見を取り入れながら考えていくのも、おすすめです。
ビジョンブックの詳細はこちら:企業ビジョンブックとは?メリットからつくり方・活用方法まで徹底解説
⑥専門性のアピールに成功した事例
明和マネジメント税理士法人代表の都鍾洵氏は、事業再構築補助金の公募要項が出たわずか10日後にこの補助金についての情報をまとめた本を出版しました。
都氏は事業再構築補助金の話が出たタイミングで、この補助金に関する情報を求める人のために出版を決意して準備を開始。
また、通常の出版の場合は本の印刷や製本に時間がかかるものですが、1冊の注文ごとに印刷・製本・配送される出版方法「プリントオンデマンド出版」を選択したことにより、正式な募集要項が出た10日後というスピード出版を実現しました。
補助金について深く知りたい
自分に必要なものかじっくり考えて検討したい
と考えていた顧客のニーズに合った本となり、誰よりも早く詳しい情報を届けたことで、専門家としての専門性のアピールや信頼度獲得に貢献したと言えるでしょう。
参考記事:いろいろ増えてきた出版の選択肢|書店展開・プリントオンデマンド・電子書籍
⑦信頼度アップに成功した事例
マーケティング、集客、経営コンサル、営業教育、イベントなど、いわゆる集客代行や仲介業を事業としている株式会社LINK MARKETINGの代表 野田啓介氏の事例です。
野田氏は、事業内容が幅広いために「結局なにをしている人なのか分からない」と思われてしまうことに悩んでいました。
そこで自身の仕事について詳しくまとめた本を出版したところ、本を読んでくれた顧客の理解度を高めることに成功し、人から信頼されるようになったとのことです。
本は顧客に社長の人柄や経験、仕事内容を深く知ってもらって共感を得たり、信頼を獲得するツールとして有効です。
特に目に見えないことでサービスの良さが伝わりづらい無形商材を扱う事業者の場合、信頼度の向上において大きな効果が期待できるでしょう。
⑧問い合わせの獲得に成功した事例
福岡らくらく整体院の院長 高松栄伸氏は「オスグッド」をテーマにした本を出版し、問い合わせを増加させることに成功しました。
オスグッドとは特に成長期の子どもによく見られるスポーツ障害で、骨の成長痛の一種です。
オスグッドは、スポーツを行う子供にとっては大きな悩みとなります。
しかし出版前に調査したところ、オスグッドに特化した本は出版されていないことが分かり、「この病気に関するより深い情報を求めている人がいるはず」と考えた高松氏はオスグッドについての本を2冊出版しました。
その結果、福岡らくらく整体院には県外からも多くの問い合わせが来るようになります。
高松氏の場合は本の出版が集客やブランディングにつながった結果、出版費用の回収にも成功しました。
事例:福岡らくらく整体院様
まとめ
この記事では、ラーニングスから出版した企業の成功事例を8つご紹介しました。
自社の課題に合わせた戦略的な出版が、ビジネスに大きな影響を与えることをご理解いただけたのではないでしょうか。
弊社ラーニングスは、企業出版を専門とした出版社です。
「売上アップを共に考える、企業のための出版社」として、300以上の企業出版に携わるなかで蓄積してきたノウハウをもとに、貴社の課題を乗り越えるための本づくりをお手伝いさせていただきます。
この記事を読んで企業出版にご興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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