企業出版の書籍タイトルや表紙デザインの決め方
企業出版プロジェクトでライターによる原稿が執筆できたら、DTP・編集と校正作業と同時にタイトルや表紙デザインの選考作業を進めていきます。
参考記事:ラーニングスによる企業出版プロジェクトの進め方をご紹介
今回は、企業出版における書籍タイトルや表紙デザインの決め方をラーニングスが2023年6月28日に出版した本「1冊の本で売上をアップする!BtoB事業者のための企業出版戦略とケーススタディー」を例に具体的に解説していきます。
記事の目次
企業出版の書籍タイトルの考え方
タイトルは読んでもらうために大切で、読みたいと思ってもらえるようなタイトルにする必要があります。
カッコよくて何が書かれているのかよくわからないようなタイトルもつけたくなりますが、これは避けた方が賢明です。
例えば以下の2つのタイトルだとどちらの方が適切でしょうか?
はじめての企業出版マニュアル
1冊の本で売上をアップする!BtoB事業者のための企業出版戦略とケーススタディー
どちらであっても企業出版を体系的に理解できる本であることは分かると思いますが、タイトルが違うだけで読者層が少し変わることがイメージできるはずです。
【はじめての企業出版マニュアル】の場合
こちらのタイトルは企業出版について包括的に理解できる本であることは想像できますが、もともと企業出版について興味がある人が対象になっています。
そのため、企業出版に興味がないけど、売上や人材に関する経営課題を抱えている経営者に手に取ってもらうことは難しいでしょう。
【1冊の本で売上をアップする!BtoB事業者のための企業出版戦略とケーススタディー】の場合
こちらのタイトルは、売上アップというフレーズを出していることから、現在企業出版に興味がなくても売上アップには興味があるという人も対象にしています。
また、BtoB事業者というキーワードを入れているので、どんな人にメリットのあるコンテンツが含まれているのかが分かりやすくなっています。
読んでもらいたい読者ターゲットを考えて、タイトルをつけることが大切です。
企業出版の表紙デザインの考え方
タイトルが決まれば、次に表紙デザインも考えていきましょう。
表紙デザインもかっこいいものを作ろうとすると失敗します。
せっかく誰が読者ターゲットでどんなメリットを与えられるのかが伝わりやすいタイトルを決めたはずなので、表紙デザインではそのタイトルが伝わるデザインにするということをもっとも意識するべきです。
デザインというよりは、むしろどの文字をどのように配置するかが大切です。
つまり、読んでもらいたい人がつい目を向けてしまうキーワードを目立たせた表紙が理想的ということです。
ラーニングスが出した本で言えば、
売上アップ
BtoB事業者
の2つのキーワードが際立たせるようなデザインを心掛けています。
もちろんこれは、売上アップとBtoB事業者という2つのキーワードが、読んでもらいたい経営者の目につきやすいキーワードと考えているためです。
企業出版
ケーススタディ
を強調しても、そもそもこれらのワードに興味がある人は多くないので意味がありません。
これは例えばあなたが「焼肉店かじた」を経営していることをイメージしてもらうと分かりやすいです。
※かじたは私の名前です。
さて、この飲食店はどんな看板をかかげるのが正解でしょう。
有名店であればAのように「かじた」を大きく掲げた看板でよいかもしれませんが、この看板では何の店かわからず、数多ある飲食店の中で選ばれる可能性は少なくなってしまいます。
一方で、Bのように「焼肉」の文字を大きくするとどうでしょうか。
この店を知らない人でも焼肉を食べたいなと考えている人の目に入れば「お!どれどれ?」と興味を持ってくれる可能性がありますし、一度試しに来店してみようと考えてくれる人も出てくるでしょう。
まとめ
タイトルと表紙は本の顔です。
どんな顔にするかは自由に決められるわけですが、カッコよさではなく、分かりやすさと伝わりやすさを意識して決めていきましょう。
特に、読者ターゲットが興味を持つ文字を目立たせたデザインにすることが重要です。
ラーニングスが出版した『1冊の本で売上をアップする!BtoB事業者のための企業出版戦略とケーススタディー』では、企業出版の企画の考え方や戦略、出版までの工程を体系的にまとめています。
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