ブランディングだけじゃない!企業出版のメリットや効果まとめ
企業出版というと、企業がブランディングや広告宣伝などのために書籍を出版する、というようなイメージがあるかと思います。
実は、他にも多くのメリットや効果があることをご存知ですか?
デジタル化が進む昨今も、オフライン施策である書籍を使ったマーケティングはまだまだ根強い人気があります。
今回はその人気の秘密を深掘りしていきたいと思います。
この記事では
ブランディング以外の企業出版のメリット5つ
企業出版の想定していなかった効果3つ
をまとめています。
ぜひご覧ください!
記事の目次
ブランディング以外にも企業出版のメリットはたくさんある
企業出版は、ブランディングやマーケティング、採用や社員教育などを目的として取り組むのが一般的ですが、企業出版に取り組んでいる企業はけっして多くはありません。
だからこそ、他者との差別化を図ることができるというメリットがあるとも考えられますが、経営課題の解決方法は必ずしも企業出版だけではないはずです。
では、企業が経営課題を解決しようと考えた時になぜ本の出版という手段が選択されるのでしょうか?
企業出版のメリットとしては下記のものがあげられます。
伝えられる情報量が多い
権威性が高い
体系的にまとまっている
社長の想いが伝えられる
物理的なモノになる
一つずつ解説していきます。
1.伝えられる情報量が多い
一冊の本に掲載される文字数は6~10万文字になります。
ブログやニュース記事などにおいて、一つの記事の文字数がおおよそ1~3000文字程度であることを考えると、本に掲載される文字数がどれほど多いかがご理解いただけると思います。
6~10万文字はセミナーで換算すると大体6~10時間分ぐらいになるのですが、これだけの情報を一人の人に伝えられるのはやはり本の大きなメリットであると考えられます。
ウェブ上の記事はそこまで読んでもらうことは難しいですし、セミナーや講演をそこまで長時間聞いてもらうというのも簡単ではありません。
本にも「読んでもらう」というハードルは確かにありますが、興味を持ってもらえるような本ができれば、きっと伝えたいことを伝えることができるはずです。
2.権威性が高い
権威性において、本には大きなアドバンテージがあります。
「ブログを書いています」という人と「本を出しています」という人がいた場合、どちらに権威性を感じるかを考えてみればわかるはずです。
特に社長は自社のサイトやセミナーの講演者などでプロフィールを掲載する機会が多いと思います。
その際に著書が掲載されていると、それだけでその分野の専門家なんだなという印象を持ってもらえます。
3.体系的にまとまっている
ウェブ上の情報を、発信している人が期待した通りに読んでもらえることはそれほど多くはありません。
飛ばし読みをしていたり、途中で他のことが気になって読むのをやめてしまったり、近くにあった別のリンクが気になって別のページに行ってしまったりという経験はないでしょうか。
順序立ててまとめることで、体系的に情報を伝えることができるという点は本のメリットといえます。
ネット情報をスマホで読んでいるケースだと、通信アプリからの連絡が入って途中で中断、それっきりになってしまうという事態が発生しやすい一方で、紙の本であれば仮に中断してもまた戻ってきてくれる可能性が高いのです。
4.社長の想いが伝えられる
企業出版においては、社長が中心となって本づくりに取り組むのが一般的です。
ウェブコンテンツやDMなどは社員が制作して社長がGOサインを出すだけということが少なくありませんが、企業出版は社長にヒアリング取材を実施して原稿をつくります。
できた本は社長の考え方や想いが込められたものになり、本のコンテンツはそのままウェブコンテンツなどに流用していくことも可能です。
企業が発信している情報の中で、社長が中心となってつくられたコンテンツは実は少ないというのが現実ではないでしょうか。
企業出版に取り組むことによって、社長が中心となってつくられたコンテンツが一度に量産できるというのは大きなメリットの一つです。
5.物理的なモノになる
手に取れるという、物理的なモノになるという点も本のメリットの一つです。
最近ではペーパーレスの考え方が浸透して、社内の資料もデータにされたり、また会社案内やサービス資料もデータでやり取りされるケースが増えてきています。
でも、実際に導入を考えているサービスの場合には資料をプリントアウトして読んだり、展示会や対面での営業時には会社案内や資料、見積書を印刷して物理的なモノとして手渡すことがあります。
本能的に、人は物理的なモノとして重さがあるものに価値を感じやすいという話がありますが、一定の説得力があるのではないでしょうか。
URLが送られてきて読んでおいてと言われるよりも、本として渡されて読んでおいてと言われたほうが真剣に読むことが多いはずです。
実際、企業出版に取り組む企業は物理的なモノであることに価値を感じて本をつくったり、オンライン商談の前に本を郵送で送って読んでおいてもらうといった使い方をすることも多いです。
企業出版によって得られる、想定していなかった効果
実際に企業出版に取り組んでみて、当初は想定していなかった効果を感じることもあります。
頭の整理につながった
家族や友人からの声
意外な場面で役立った
一つずつ見ていきましょう。
頭の整理につながった
想定していなかった効果としてよく聞くのが、社長自身の頭の整理につながるという効果です。
企業出版というと出版された本の成果ばかり考えがちですが、実は本をつくる過程に価値を感じられるケースが多いのです。
特に企業出版は出版社の担当者など、外部からの客観的な視点も重要な要素となります。
例えば、採用活動に活かす本をつくる際には、会社のどんなところがアピールポイントになるのかといった視点は外部から見ることでより明確になるケースなどもあるのです。
社長が自らの会社を見つめなおしながら、そこに外部からの視点、指摘を受けて改善策につなげていく過程は企業出版プロジェクトだからこそ得られる独特な体験といえるでしょう。
家族や友人からの声
本を出版すると、出版社や企業からのプレスリリースに加えて、プライベートで利用しているSNSなどでも出版した本の告知をすることになると思います。
また、家族やかつての上司、学生時代の恩師にも「この度は本を出しました」と報告することがあると思います。
SNSで発信すると、家族やかつての上司などから「おめでとう」「誇りに思います」と連絡が来ることも多いものです。
それほどまでに本を出版したという事実は波及効果が大きいのです。
本が出版できるほどに事業に真剣に取り組んできて、それがノウハウとして蓄積されてきたという事実は自信になりますし、これまでの小さな努力の積み重ねが一冊にまとまると感慨深いものがあります。
せっかく5年、10年、それ以上と事業に向き合って取り組んできたのであれば一度本にまとめるのも悪くはありません。
また、そのことを喜んでくれる家族や恩師がいるというのもとても嬉しいことです。
意外な場面で役立った
マーケティングを目的につくった本が採用の場面で役立ったり、ブランディング目的でつくった本がマーケティングの場面で役立つといった事例は枚挙に暇がありません。
「一冊の本の目的は一つに絞るべき」というのが基本的な考え方ではありますが、実際に本ができた後にはぜひいろいろな使い方を考えてみることをおすすめします。
まとめ
【企業出版のメリットと効果一覧】
伝えられる情報量が多い
権威性が高い
体系的にまとまっている
社長の想いが伝えられる
物理的なモノになる
頭の整理につながる
家族や友人からの声
意外な場面で役立つ
以上のように、企業出版は実際に取り組んでみると想定していなかったさまざまな効果を感じることが多いものです。
企業出版に取り組む際には一つの目的に絞ってプロジェクトをスタートすることが大切ですが、つくった本は徹底的に活用することをおすすめします。
広告は出稿している時しか効果を期待できませんが、本は効果を長く期待することができます。
忘れた頃に「本を読んで連絡しました」、「実は本を読んでいてずっと気になっていて…」といった問い合わせをいただけることも結構多いのです。
もちろん、企業出版をすれば必ず成功するとか、今回ご紹介した効果をすべて得られるというわけではありませんので、デメリットや注意点もあわせて検討するようにしましょう!
参考記事:
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