ラーニングスによる企業出版プロジェクトの進め方をご紹介

出版までの進め方は出版社によって少しずつ異なります。

今回の記事ではラーニングスの企業出版プロジェクトの基本的な進め方を紹介します。

記事の目次

    1.ターゲット層や出版の目的を「ヒアリング」する

    ラーニングスでは、最初に

    ・どのようなターゲット層に向けて出版するのか

    ・何を目的として出版するのか

    をヒアリングします。




    ターゲット層と出版目的が明確になれば、本の中で伝えるべき内容や、ターゲットの購買意欲をどうすれば高めることが出来るのかがイメージできます。




    また、どの業界でもそうですが、競合他社と極端に差別化できている企業は多くはありませんし、ターゲットにとっても競合他社それぞれの違いや差は分かりにくいはずです。




    企業様にどのような特徴・強みがあり、なぜ選ばれているのか等を最初の段階でしっかりとヒアリングさせていただきます。





    2.十分に下調べし「出版企画」を立てる

    出版は企画が9割と言ってもよいほど大切で、企画立案の際には十分な下調べが必要になります。




    ヒアリングに基づいて類似の本を読んでみる、書店で出版した本が並べられるであろうコーナーを調べるなどして出版企画を立てます。

    また、Amazonで類書のレビューを見ると、ターゲット層の参考意見を知ることができます。

    類書に不足がちだった部分を代わって補い、応える本を制作できれば、読者にとって満足度の高い本を出版できるでしょう。




    この出版企画ですが、最初はラーニングスだけで客観的に企画を立てさせていただくことが多いです。

    というのも「こんな本を出したい!」という想いを持って主観的に企画を考えた場合、本の目指すべき方向性を間違えてしまうことも結構あるのです。

    まずはラーニングスからの企画提案がおすすめです。





    3.キックオフミーティングを行う

    ラーニングスが立てた企画を基に、キックオフミーティングを行います。

    著者様や企業の担当者様にもご参加いただき、企画に対し忌憚なく意見を出し合います。





    4.企画書を練り直し再提出

    ミーティングでのフィードバック内容を確認し、ラーニングスにてあらためて出版目的を達成するための企画を練り直します。

    納得できる企画が完成するまで、ミーティングを重ねます。





    5.スケジュールを決めてヒアリング取材を行う

    企画が決まったら、スケジュールを決めてヒアリング取材を行います。




    書店に並んでいる本は、8~10万字くらいのボリュームが多いですが、ラーニングスの出版では一冊あたり6~7万字程の本が多いです。

    これは

    ・読者が読み切ってくれること

    ・最後まで読んでくれたターゲット層が行動してくれること

    を考えているためですが、6~7万字の本を想定すると、取材時間の目安は2~3回に分けて6~7時間以上になります。





    6.ライターによる原稿作成

    1~2か月程のお時間をいただき、ライターが原稿を執筆します。

    「人に伝えるのは得意」「自分で文字に起こしたい」と思われる方もいるかもしれませんが、プロのライターは文章をまとめるだけでなく、読者に分かりやすく伝える執筆技術を持っており、皆様の手を煩わせることなく高品質な原稿を仕上げてくれます。

    企業の魅力をターゲット層へわかりやすく伝えるためにも執筆はライターにお任せすることをおすすめしています。





    7.編集

    原稿が執筆できたら誤字脱字等の確認・修正、構成の調整のほか、追記が必要かなどを確かめます。

    その後、初稿を著者様・企業の担当者様にご確認いただきます。




    8.誤字脱字の最終チェック

    誤字脱字のチェックについては、AIを使っても数パーセントのミスが出てしまうと言われています。

    そのため最終的には、人の目を通して確認しなければなりません。

    誤字脱字があると読み手の集中力が切れてしまうので、複数人が慎重に何度も原稿を読み重ねてチェックしていきます。




    9.表紙とタイトルの決定

    本を出版するにあたっては、ターゲット層の興味を引き、本を手に取ってもらうことを考えなければなりません。

    例えばAmazonで本を販売するなら、タイトルにどんなキーワードを採用すべきか、キーワードの検索数も調べる場合があります。

    一方、展示会等で本を配布したいといった使い方を想定するのであれば、検索キーワードは重視せず、訴求力のあるタイトルを検討した方がよいでしょう。




    10.書店への営業

    書店に本を並べる際は、出版からだいたい1か月半から2か月前くらいから書店営業を行います。




    11.最終工程:印刷・製本・出版

    いよいよ印刷・製本・出版となります。

    出版までの全工程は、概ね半年から8か月ですが、余裕を持ってプロジェクトを進行するためには1年程をみていただくとよいでしょう。

    お急ぎの場合、4~5か月で出版するケースもありますが、少しタイトなスケジュールにはなります。




    いかがでしたでしょうか?

    ここまで、ラーニングスの出版プロジェクトについて、基本的な進行手順をお伝えしました。



    あくまで基本的な手順であり、本の執筆途中で情報に不足があれば追加でインタビュー取材を行うなど、著者様や企業様に寄り添った本の制作をさせていただいております。



    出版の進行方法についてご希望等があれば、気兼ねなくご相談いただけましたら幸いです。

    今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。






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    梶田洋平

    出版社ラーニングス株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学卒業後、証券会社に入社し法人・リテールの営業活動に尽力。退社後、2017年7月にラーニングス株式会社を設立。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開する。これまで自身が著者として出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3,000冊以上。

    https://www.learnings.co.jp/
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